朝起きてすぐにSNSをチェック、仕事の合間にもスクロール、寝る前も画面を見続ける…そんな生活を送っていませんか?便利で楽しいSNSですが、使い方を間違えると、かえってストレスの原因になってしまいます。
他人の充実した投稿を見て落ち込んだり、「いいね」の数を気にしすぎたり、返信に追われて疲れ果てたり。SNS疲れを感じている人は少なくありません。しかし、完全に断つのではなく、上手に距離を取ることで、SNSと健康的に付き合うことができます。今回は、情報に振り回されず、心地よくSNSを楽しむためのマイルール作りをご提案します。
時間と場所のルールを決める
SNSとの付き合い方で最も重要なのは、使用時間と場所を明確に決めることです。無制限に使っていると、気づけば何時間も経っていた、ということになりかねません。
まず、1日の使用時間を決めましょう。例えば「1日30分まで」「朝15分、夜15分」など、自分のライフスタイルに合わせて設定します。スマートフォンの機能やアプリを使って、使用時間を可視化し、制限することも効果的です。
使わない時間帯も決めておきましょう。食事中、家族との団らん中、就寝1時間前などは「SNSフリータイム」として、スマホを触らないルールを作ります。特に寝室にスマホを持ち込まないことで、睡眠の質が向上します。
場所のルールも大切です。トイレ、お風呂、ベッドの中では使わない、仕事中は引き出しにしまう、など物理的に距離を置く工夫をしましょう。充電器をリビングに置いて、寝室には持ち込まないのも良い方法です。
通知設定も見直しましょう。すべての通知をオンにしていると、集中力が削がれ、常にSNSに気を取られてしまいます。本当に必要な通知だけを残し、それ以外はオフにすることで、自分のペースでSNSと付き合えるようになります。
フォローとコンテンツの整理
SNSで見る情報の質は、フォローしている人やページによって決まります。定期的に見直して、本当に価値のある情報だけを受け取るようにしましょう。
ネガティブな感情を引き起こすアカウントはフォローを外しましょう。批判的な投稿ばかりする人、自慢話が多い人、不安を煽る情報を流す人など、見ていて気分が下がるアカウントとは距離を置くことが大切です。
ミュート機能も活用しましょう。フォローは外したくないけれど、一時的に投稿を見たくない場合に便利です。特定のキーワードをミュートすることで、見たくない話題を避けることもできます。
フォロー数自体を減らすのも効果的です。情報が多すぎると処理しきれず、かえってストレスになります。本当に大切な人、有益な情報を発信する人だけに絞ることで、SNSの時間がより充実したものになります。
アルゴリズムに振り回されないことも重要です。「おすすめ」や「話題」のコンテンツに時間を取られすぎないよう、意識的に自分が本当に見たい情報を選んで見るようにしましょう。
自分の投稿ルールを作る
SNSへの投稿についても、自分なりのルールを持つことで、ストレスを減らすことができます。
まず、投稿前に一呼吸置く習慣をつけましょう。感情的になっている時の投稿は、後で後悔することがあります。「これを投稿して、自分や他人にとってプラスになるか」を考えてから投稿ボタンを押すようにします。
プライバシーの線引きも大切です。個人情報、家族の写真、位置情報など、どこまで公開するかを事前に決めておきましょう。特に子どもの写真は、将来のことを考えて慎重に扱う必要があります。
「いいね」や反応を気にしすぎないことも重要です。投稿後すぐに反応をチェックする癖があるなら、投稿したらしばらくアプリを開かないルールを作りましょう。数字に一喜一憂するのではなく、本当に伝えたいことを発信することに集中します。
完璧を求めないことも大切です。すべての投稿が「映える」必要はありません。日常の小さな幸せや、失敗談も含めて、等身大の自分を表現することで、かえって共感を得られることもあります。
今日から実践する3つのルール
1. スマホの使用時間制限を設定し、1日のSNS時間を30分に制限する
2. 寝る1時間前からはSNSを見ない「デジタルデトックスタイム」を作る
3. フォローリストを見直し、ネガティブな気持ちになるアカウントを3つ外す
SNSは道具です。使い方次第で毒にも薬にもなります。大切なのは、SNSに使われるのではなく、自分がSNSを使いこなすこと。適切な距離感を保つことで、SNSは人生を豊かにしてくれる素晴らしいツールになります。今日から、あなたらしいマイルールを作って、心地よいSNSライフを始めてみませんか?
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